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風俗と貧困について

よく様々なメディアでは風俗は貧困と結びつけられることが多い。

貧困の定義の一例として、国連機関のUNDP(国連開発計画)では「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと」を貧困の定義している。

日本で上記の状態になることは考えにくいので

厚生労働省の日本における貧困の定義を確認してみた。

貧困層とは、正確には相対的貧困層と呼ばれ、厚生労働省が公表している相対的貧困率の算出方法から等価可処分所得の中央値の半分に満たない世帯と定義付けられています。

2018年時点では等価可処分所得の中央値の半分は127万円です。127万円未満の可処分所得(収入などから税金や社会保障費などを引いた金額)の世帯が相対的貧困層となります。この相対的貧困層の割合は2003年には14.9%だったのに対し、2018年には15.7%まで増えています。
現在は経済の回復で多少低下したとされていますが、それでも15%以上の人が相対的貧困層に当たると言われています。(出典:2019年 国民生活基礎調査の概況

これならイメージしやすい。

かなり生活するのに困るレベルだろう。

普通に毎日8時間アルバイトしてたら超える収入だが、それが難しい層が存在していると言うことだろう。

となると、定義されている日本の貧困層を風俗に結びつけることはいささか無理があるように感じる。

年間127万円と言う数字は風俗業に従事していたらすぐに超えてしまうだろう。

貧困だから風俗をやる

という図式は安易だ。

女の子が風俗をやる理由はもちろん金がないからだが、貧困だからではない。

私の経験則からも寝食することすらままならず、服はボロボロで生活に著しく困っているという女性は少ない。と言うか今まで見た事ない。

大抵稼ぎたい理由はホストクラブに通いたいからがほとんどだ。

次にアイドル、バンド応援、美容整形、海外旅行、引越し、アニメの物販の購入などの順番だろうか。

つまり贅沢したいから、遊びたいから女の子は風俗をやるのだ。

実際、私が関わっている店では90キロでも採用をする店がある。

90キロと言葉で言うのは簡単だが、90キロの女性は電車で1.3人分の席数を確保する必要がある。

ここで言う90キロ超えの女性は150センチ〜165センチくらいの身長幅の女性の話である。

かなりデカい。

このような女性でも、例えば25日出勤したら30万は確実に稼げる。どんなに小汚くても頭が弱くてもビジュアルが他人より劣ろうとも、一日待機していれば1万は稼げる。

(それでも稼げないようだったらその店から干されていることを考えた方がよさそうだ)

このことを考えたとして年収ベースでは年間360万円だから、貧困層にはならない。

故に風俗やっているから貧困であるは間違っている。

どちらかと言うと、まともな仕事に就くことができない何らかの欠陥があるかもしれない。

私もそうだが、極度に朝起きれないとか。

時間守れないとか。約束守れないとか。

人の顔色を察することができないとか。

異性の嘘に気がつくことができないとか。

世間一般の社会生活を普通に暮らすことが難しい人は確かに多い気がする。

躁鬱な人が多いかもね。

でも経済的に貧乏かと言うとそうではないことは間違いない。

風俗はセーフティネットであると言うのは経済的なセーフティネットではなく

社会とのつながりをうまく保てない人々が輝くことができるかもしれないセーフティネットなのだと思う。

正直、上位の女性はその辺の女性より金稼いでる。

新卒女性の一般職の給料は月給20万が相場だろう(下手したら超えてないかも)が、この業界には日給20万もごく少数だが存在している。

まあ平均と上位を比べても意味がないので

平均的な風俗をしている女性を例にとろう。

18〜30代くらいの女性であればデリヘルで8時間出勤したら2〜3万くらい稼ぐ。

ソープならその1.5〜2倍稼ぐ。

もちろん年齢を重ねる毎に稼ぎにくくなる事実は存在する。

若いことがステータスだと思われている状況では仕方ない。

例えるならスポーツ選手がちょうど良いかもしれない。適齢を過ぎると著しくパフォーマンスが下がる傾向にある。

とは言え、そう考えても普通では考えられないくらい高収入であることは間違いない。

風俗で働く女性は貧困とは程遠い生活をしている。

ハイブランドのバッグを新作が出るたびによく買い換える人もいる。

コスメは常にシャネルとディオールみたいな人もよく見かける。

外の人々は風俗を一般化しようとする。伝える側にとって、物事は一般化してしまった方が都合が良いのかもしれない。

しかしそれは「中国製=質が悪い」とか「韓国人=反日」とか「アメリカ人=自由で自己主張が激しい」など一般化の主語が大きすぎて会話にならないことが多い。

「風俗働く女性は貧困だから風俗をやる」と言う一般化は何も意味を成さない。

主語が大きすぎるのだ。

「中にはそう言うパターンもあるよね」くらいの話。

きっと世の中を善と悪で語りたいストーリーテラーがいるのだろう。

NPO法人で助成金を騙し取ってる団体も中には存在していて、そういった人々が弱者を助ける名目で二極化させ対立構造を作り支援している(体をつくりたいのかもね)

世の中は白と黒だけではない。

淡い色に混じったところがほとんどなのだ。

中で働く人間の私が思うに、女性の稼ぐ能力は今が最も高い。歴史上こんなにも稼ぐことができた時代はなかったはずだ。インターネットの発達により稼ぐ方法が増えているのだ。

風俗=貧困と言うのは下を見て優越感を感じたい人が作り出した幻想でしかない。

画像の漫画では客がキャストに説教しているシーンだが、こういう客よりもキャストの方が大抵は何倍も稼いでる。

風俗と貧困について日本における風俗の価値は、性欲の解消、身体的精神的な癒しの提供の裏には『自分よりも弱者がいると思うことによる優越感、および自己肯定感の増大』もあるのだ。

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