こんにちは、皆さん。
店長という役職に就くと、休日出勤が普通となることがよくありますよね。
しかし、私はそれをあまり推奨していません。
理由は一つ、それは「休むことによるメリット」を享受できなくなるからです。このメリットは実は、僕たちの仕事にも大いに影響を与えます。
リーダーとしての職責において、「休むことも仕事」だと認識すべきです。その理由は休むことのメリットが3つあるからです。
1つ目は、責任ある者が物理的に近くに居ない状況を作ることで、新たな引き継ぎやマネジメントのアイディアが生まれる可能性があります。教育方針も変わることでしょう。
伝達能力が向上し、自分がいなくても独自に考え行動する部下を育てる必要性が生まれます。
その結果、マネジメントに必要なスキルを自然に身につけることができます。
2つ目のメリットは、休むことで生まれる自分だけの時間です。
この時間を使って新たな知識を学び、他店舗を体験し、家族や友人との時間を持つことができます。
高い責任を持つ立場になった時、または組織内で上位に昇進した時、外のコミュニティに参加することは大いに意義があります。
仕事だけの交友関係では、思考が硬直し、新たなアイディアが生まれづらくなると私は感じています。
仕事以外のコミュニティに顔を出すことで、思いがけない新たな知識や視点を得ることができます。
他業種の人々との交流は、自己変革のきっかけにもなります。
そして3つ目。責任者が休まない環境では、部下がリーダーシップを志す意欲が低下します。偉くなると休む時間がなくなるという印象が強まるからです。
その結果、偉くなりたいと願う人が減少し、組織が孤立するリスクが高まります。
だからこそ、リーダーは休日をしっかりと休むべきです。
休みの日に自分自身のために時間を使って豪快に遊ぶことに誰が文句を言うでしょうか。
もちろん、緊急事態には連絡を受けられる体制は必要ですが、それは部下を育てることで解決できます。
遊びも仕事も全力投球の上司は、部下から見てカッコいい存在となるでしょう。それが理想のリーダーシップです。
結論として、店長の皆さんに伝えたいのは、休日はなるべく現場から離れることが重要であるということです。
休んでも現場が高品質で仕事を続けられる環境を作ることが求められます。
休みの日は何があっても出勤しないようにしましょう。
最悪の緊急事態であっても、電話一本で指示を出し、信頼できる人材に任せられるよう育てましょう。
その信頼できる人材は、あなたの背中を見て育ちます。
休日に働かざるを得ない環境にいることは、労働者にとって嫌なことです。
リーダーとして、他人からどのように見られているかを常に考えることが必要です。
有名な言葉に、「仕事ができない部下がいるんじゃなくて、仕事ができない上司がいる」というものがあります。
この言葉を胸に刻み、毎日一歩ずつでも前に進みましょう。
写真は道端に咲いていた可愛らしい花です🌸。これからも一緒に成長していきましょう。